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三菱地所、印デリーの大型物流施設2か所に出資

2024年9月19日 (木)

財務・人事三菱地所は18日、インド・デリー首都圏の大型物流施設に出資したと発表した。同社がインドで物流施設に投資するのは初めてで、日系総合デベロッパーとしても初となる。インドでは近年、電子商取引(EC)の拡大し、3PL事業も活発になっており、高品質の物流施設の供給が逼迫している。

出資したのは物流投資会社、ロジキャップ・マネジメントが保有する「Khijuri(キユリ)」と「Farrukhnagar(ファルクナガール)」で、いずれもグレードAの大型倉庫。同社の出資額は明らかにしていない。

キユリは敷地面積12万平方メートルに3棟の倉庫があり、延床面積は6万8000平方メートル。2021年6月に完成した。ファルクナガールは17万平方メートルの敷地に2棟の倉庫があり、延床面積は11万1000平方メートル。22年6月に完成した。倉庫はいずれも1階建て一部メゾネットで、BOXタイプとなっている。

施設は、デリー首都圏経済の中心で以前から製造業が集積しているハリヤナ州グルグラムに位置している。近年はソフトウェア、情報技術、サービス業などの新しい産業が集積し、物流拠点として交通インフラの整備も進んでいる。また、日系自動車会社の大規模工場があることでも知られ、空港近郊には外資系企業も多く集まるオフィス街がある。

交通アクセスの面でも、デリーを囲む環状線に近く、環状線には主要都市へ続く複数の国道が接続していることから、多方向へのアクセスが容易となっている。

三菱地所は近年、新興国への投資を増やしており、23年にはインド南部の都市、チェンナイでのビジネスパーク開発にも参加し、インドでの事業に初めて進出している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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