サービス・商品光学機械器具製造販売のパイフォトニクス(浜松市中央区)は24日、工場内の天井クレーン吊荷周囲の立入禁止ゾーンを円環状の光で示して注意を喚起する従来のLED照明を改良した新製品を発売すると発表した。従来の照明より明るい製品と大きな円環を表示できる製品の2種類があり、同市新産業創出事業費補助事業を受けて改良を手掛けた。来月から受注を開始する。

▲左:「ホロライト・ドットリングXL型」標準型 右:「ホロライト・リング太円環」および「ホロライト・ドットリングXL型」高出力型(出所:パイフォトニクス)
新たに発売されるのは、円環型光パターン形成LED照明「ホロライト・リング・シリーズ」の「ホロライト・リング太円環」と「ホロライト・ドットリングXL型」。
ホロライト・リングは高輝度発光ダイオード(LED)と光学素子を組み合わせ、視認性の高い円環状の光を形成。工場内の天井クレーン吊荷周囲の立入禁止ゾーンを円環光で表示できるため、鉄鋼や自動車、食品、製紙などの製造工場や物流倉庫に導入されている。このほか、土木建設現場での安全対策にも活用されている。また、国内のみならず北米や欧州、東南アジア、韓国、中国、インドなどの海外でも普及が進んでいる。
今回改良された「ホロライト・リング太円環」は、従来製品に比べ円環の太さが1.5倍、照度も1.6から1.9倍になり、1.5倍の照射距離を実現した。色は赤、緑、青の3色がある。
また、XL型は従来のL型に比べ円環の大きさが1.5倍となり、照射距離10メートルで直径メートルの円環を表示できる。
同社は、ことし11月8・9日に静岡県磐田市で開催される「産業振興フェアinいわた」や12月4日から6日まで横浜市のパシフィコ横浜で開催される「国際画像機器展2024」などに、新製品を出展。国外でも、10月にチェコで開催される国際エンジニアリングフェア「MSV 2024」、11月にタイ・バンコクで開催される東南アジア最大級の製造業向け展示会「METALEX Thai 2024」などへの出展を予定している。
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