NXグループ、オーストリアで自律飛行ドローンのデモ

▲デモンストレーションの様子（出所：NIPPON EXPRESSホールディングス）

調査・データNIPPON EXPRESS（NX）ホールディングスのグループ会社で、オーストリアを拠点とするカーゴ･パートナーは26日、ドローン自律飛行システムの開発に取り組むスタートアップ、スパイラル（東京都葛飾区）と共同で屋内に特化した自立飛行ドローンのデモンストレーションを行ったと発表した。ドローンはスパイラルが開発したもの。カーゴ･パートナーは同国の首都ウィーンに新たなオフィスを開設し、ヨーロッパでの事業展開を図る。

スパイラルは、屋内など電波が届かない環境でもマーカーを用いることでドローンの自律飛行を可能にするシステムマークフレックスエアーを開発。これによって、トンネルやダム、下水道などGPS環境がない屋内の施設でも、ドローンを使って検査などができるようになる。

NXHDは、NXグローバルイノベーション投資事業有限責任組合を通じてSpiralに出資。同社は、世界有数の建設企業や土木工学の専門知識を持つ名門大学があるウィーンに新たなオフィスを開設し、ヨーロッパのインフラ業界に向けて事業を展開することになったことから、カーゴ･パートナーと共同でデモフライトができる環境を整えた。

デモフライトは9月12日、ウィーン空港に近いフィッシャムエントにあるカーゴ･パートナー自社倉庫で行われ、関係者らに自律飛行を披露。会場には在オーストリア大使館の水内龍太特命全権大使も視察に訪れた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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