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ベーリンガーI製薬、包装の廃棄シート低減

2024年9月27日 (金)

環境・CSRベーリンガーインゲルハイム製薬(山形県東根市)は、新たにPTPシート廃棄物を従来比で70%以上削減する技術「エコスクラップ技術」を実用化したと発表した。

同技術は、愛知県小牧市に本社を置くCKDとの連携で開発されたもので、世界初の取り組み。エコスクラップ技術は、CKDが独自に開発したもので、医薬品の包装工程で使用されるPTPシートの廃棄物を大幅に削減する。この技術を用いることで、PTPシートの製造に必要な素材の使用量が従来比で7%以上削減され、さらに包装工程で発生する廃棄物が70%以上減少するという。包装機械にこの技術を導入することにより、製薬業界においても資源の効率的な利用が進み、廃棄物の発生を最小限に抑えることができる。

ベーリンガーインゲルハイム製薬は、2024年末頃からこのエコスクラップ技術を採用したPTPシート「ClearE-Sheet」を導入する予定だ。最初に導入されるのは2型糖尿病治療薬「トラゼンタ錠5mg」(リナグリプチン)であり、その後も他の製品への適用を段階的に進めていく計画である。この技術導入により、医薬品包装の環境負荷を低減し、業界におけるサステナブルな製造プロセスの推進が期待されている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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