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川崎重工で新たに673台の不正、再発防止チーム発足

2024年9月27日 (金)

調査・データ川崎重工は27日、舶用エンジンにおける検査不正の調査中間報告書を国土交通省に提出したことを発表した。この問題は2024年8月に公表されたもので、燃料消費率や排ガス温度など複数の項目で不正が行われていたことが確認された。調査対象の674台中、2ストロークエンジン673台でデータ書き換えが行われていた。現在、原因究明や再発防止策が進められており、同社は今後の業績への影響も含め、追加調査結果が出次第報告するとしている。

同社は品質保証部門を中心に調査を実施し、組織的な不正の防止に向けた体制の再構築を進めている。また、データの書き換えによるNOx放出量への影響も現在確認中で、最終的な報告は次回の最終報告書にて行われる予定だ。再発防止策として、既存の計測機器の改修や内部監査の強化などが進められている。

同社は、今回の不正行為について、顧客や関係機関に説明と謝罪をし、再発防止に全力で取り組む。特別調査委員会を設置し、外部有識者の助言を基に、根本的な原因の究明と組織風土の改革にも踏み込んで対策を講じていく方針。

今回の不正行為に関する業績への影響については、今後の調査結果を踏まえたうえで、速やかに公表する予定である。

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LOGISTICS TODAY編集部
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