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長距離幹線輸送の中継・休憩場所に課題、全ト協

2024年10月3日 (木)

調査・データ全日本トラック協会はこのほど、同協会の物流ネットワーク委員会に属する特積み事業者の長距離幹線輸送について、アンケートやヒアリング調査を実施し、課題検討の報告書を公開した。これによると、長距離幹線での中継場所、休憩場所のための適切な施設が不足しており、特に長距離輸送を担う運転手の労働環境に大きな課題があることが明らかになった。

報告書は、特に夜間におけるトラックドライバーの休憩場所の不足が深刻であると指摘。高速道路のパーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)では、トラックが駐車できるスペースが限られており、満車のために休憩が取れず、次のエリアまで走行を余儀なくされるケースが多発している。これにより、ドライバーが十分な休息を確保できない状況が続いていることから、安全運転の確保のためには、適切な休憩場所の整備が急務であると強調されている。

中継輸送については、中継輸送への取り組みが拡大しているものの、往復の荷量バランスが取れなかったり、自社で中継施設を整備することが難しかったりなどの課題があると指摘。このため、個社レベルでなく、複数の事業者が利用しやすい施設を整備することが協力会社の法令順守にもつながるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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