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北海道で中継輸送実証、労働時間を4割以上削減

2024年6月10日 (月)

調査・データ北海道開発局は10日、昨年度に実施した「道路施設等を活用した中継輸送実証実験」の結果を発表した。中小物流事業者の中継輸送促進のため、既存の道路施設などを活用した中継輸送・共同輸送の実現可能性を実証するもの。

札幌市から枝幸町間、旭川市から北見市間の片荷貨物を、道の駅や管理ステーションでヘッド交換などを行う中継輸送の実証実験が行われた。その結果、全ての地点で片荷輸送が解消され、トラックドライバーの労働時間は43~44%、輸送費用は45~47%、さらに環境負荷も50%ほど削減されたという。

この実験により、参加者からは「中継拠点と集配エリア間の移動距離・時間が短くなり、荷物の取り扱い件数が3500件(4%)ほど増加したが、労働時間を増やさずに対応できた」との声が寄せられた。また、除雪ステーションの活用により、休憩場所の確保やトイレの利用なども好評だった。

同様の実験は短距離輸送でも行われた。後志地域では、都市間を輸送する大型トラックから地域内を輸送する小型トラックに荷物を積み替える中継拠点が1か所しかなく、広域な集配エリアをカバーしているため非効率であった。そこで、除雪ステーション2か所を中継拠点として増設する実証実験が行われた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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