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積木製作、空港地上支援業務の訓練VRを開発

2024年10月7日 (月)

ロジスティクスVR(仮想現実)やAR(拡張現実)などの開発を手掛ける積木製作(東京都墨⽥区)は7日、全日本空輸(ANA)と共同でグランドハンドリング(地上支援)作業向けのVR訓練シミュレーター「∀TRAS(アトラス)」を開発したと発表した。

▲グランドハンドリングVRシミュレーターのCGシーン(出所:積木製作)

空港で航空機の誘導やボーディングブリッジの装着・離脱を行うグランドハンドリング部門では人材不足が課題となっており、効率的で質が高く、均一な教育態勢が求められている。このため、ANAではVRによるシミュレーションを教育に導入することになり、同社にVRの制作を依頼した。

システムの開発にあたっては、ANAも全面的に協力し。実際の空港で撮影や3D計測などを行った。このため、訓練のコンテンツでは空港や車両が細部まで再現され、実際に現場で作業しているのと同じ感覚で訓練ができる。シミュレーターの操作に用いるハードウェアは同社の研究開発部署「アグリテックラボ」が自社開発した。

訓練のシナリオには、「プッシュバック/トーイング(機体の押し出し・けん引)」「パッセンジャーボーディングブリッジ」「防除雪氷」「特殊車両走行」の4つがあり、空港は羽田、那覇、中部国際、松山の4つから選択できる。

また、機体もボーイング、エアバスなど各機種から選べ、時間帯や天候も自由に選べる。講師の操作によって不具合や不測の事態を発生させることもでき、危機対応も学べる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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