環境・CSR東京都交通局は9日、放射冷却素材「SPACECOOL」を活用した実証実験について発表した。同実験は5月から、スタートアップ企業SPACECOOLとともに放射冷却素材「SPACECOOL」を活用し、都営バス品川自動車営業所にて実証実験を続けてきたもの。このたび、都営バス車両およびバス停留所においても実証実験を開始するという。この取り組みは東京都のスタートアップ支援事業「スタートアップによる事業提案制度」を活用して実施する。
「SPACECOOL」は日光下において、太陽光と大気からの熱をブロックし熱吸収を抑える。さらに、放射冷却の原理により宇宙に熱を逃がし、ゼロエネルギーで外気温よりも温度低下することを可能にした新素材。今回の実証実験では都営バス車両の天面部に貼り付け、車内温度を抑え、空調エネルギーの消費量が削減できるかを検証する。また、都営バス停留所の天井部および側面に貼り付けることで、待合時の暑熱環境の改善につながるかを調べる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com