サービス・商品Kokkara(こっから、東京都)は17日、センコーグループホールディングスと協力し、教授の退任後に行き場を失った書籍を全国に配本する新サービス「教授の本棚」を開始すると発表した。このサービスは、大学教授が長年収集してきた学術書を一般利用者に貸し出し、知的な「わからなさ」を提供する取り組みだ。
今回のプロジェクトでは、九州大学名誉教授である南博文氏の蔵書2000冊を活用し、サービス参加者に10冊を1か月間貸し出す。この書籍には、環境心理学や社会学、哲学など多岐にわたる学際的な内容が含まれており、一般的な読者には難解な内容も多いが、それが逆に「知的な挑戦」を与える狙いがある。
南氏が長年蓄えてきた蔵書は、退職後に廃棄される運命にあったが、Kokkaraはその価値を再発見し、書籍の新たな活用方法を模索。蔵書の行き場を提供するだけでなく、知識の再流通と、利用者に新たな学びの機会を与えることを目的としている。参加費は一般4000円、高校生は無料で提供される。
応募は7日から30日まで受け付け、定員の50人を超えた場合は抽選で決定される。サービスは11月上旬から12月上旬まで実施される予定。
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