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ファナック、中国向けEV関連不調で下方修正

2024年10月28日 (月)

財務・人事ファナック(山梨県南都留郡)が25日、2025年3月期の通期業績予想を下方修正した。

連結業績予想について、売上高は対前期比0.9%減の7878億円へ、営業利益は同6.3%増の1508億円へ、純利益は同0.9%増の1343億円へとそれぞれ修正した。

売上高が減少した背景として、欧米における高い金利水準の継続に伴う影響や中国経済の先行き懸念など不透明な状況が続いたこと、22年度下期から続く在庫調整についても一部で継続した影響を受けたとした。また、ロボット部門について、中国で好調だったEV関連向けが下降気味であり、インフラ関係と電子産業向けも低調で売上が減少。これらの結果、ロボット部門の売上高は1631億1600万円(前年同期比15.2%減)と大きく減少した。
FA部門については、CNCシステムの主要顧客である工作機械業界の需要が、国内を含む世界各国で低調に推移。インドや補助金制度等が追い風となった中国で好調に推移し、CNCシステムの売上が増加し、FA部門の売上高は994億1600万円(同7.2%増)となった。

物流においては最近1年間で、カゴ台車への積下しが可能なハンドリングロボット「M-710/70-21D」、M-410iB/700の後継機となる800キロ可搬パレタイジングロボット「M-410/800F-32C」、30キロ可搬協働ロボット「CRX-30iA」といった新機種を発売した。

25年3月期第2四半期決算としては、売上高が前年同期比2.7%減の3879億6200万円、営業利益が同13.6%増の755億8800万円、最終利益が9.4%増の699億2200万円と減収増益となった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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