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商船三井が東南アジアの物流施設開発に出資

2024年11月5日 (火)

財務・人事シンガポールの不動産投資運用会社、キャピタランド・インベストメントが5日、商船三井(東京都港区)から東南アジアとインドのプライベート・ファンド向けに、2億6100万シンガポールドル(300億円)資金調達することで合意したと発表した。

同社によると、商船三井は、同社の東南アジア初の物流不動産投資ファンド、CapitaLand SEA Logistics Fund(CSLF)に1億3000万シンガポールドル(150億)出資する。これはCSLFのセカンドクローズで、調達総額は4億シンガポールドル(460億円)となる。

また、同社は、商船三井の子会社のダイビル(大阪市北区)から1億3100万シンガポールドル(約150億円)を調達し、5億2500万シンガポールドル(605億円)のCapitaLand India Growth Fund 2(CIGF2)をクローズするとした。

今回の投資によって、CSLFのファンド運用資産総額は10億シンガポールドル(1150億円)に増加し、CIGF2も10億シンガポールドルを超えることが予想される。

一方、出資者した商船三井は、東南アジアでスマートロジスティクスインフラの投資や開発を行うCSLFの出資持分の32.5%出資持分を保有した。

CSLFはタイのバンコク首都圏に自動格納・検索システムを備えた常温・冷蔵冷凍倉庫の建設を進めている。延床面積19万平方メートルを超える同国最大の物流施設となる見込みで、2026年に初めに第1期が完成する。同社は、商船三井からの出資によって、同倉庫を含むさまざまな物流投資への展開を加速することが可能になるとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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