拠点・施設ザインエレクトロニクスは29日、中国子会社の賽恩電子香港が深セン市の前海特別経済区で、半導体・集積回路の開発、製造、販売などを手掛ける新会社を設立すると発表した。
事業展開の取組みを強化するために新会社を設立することにしたもので、中国市場で営業、研究開発活動、顧客の製品開発への技術支援活動を行う。
賽恩電子香港は今後、中国事業の展開を強化し、自社製品の適用市場拡大を図る。特に、急拡大が見込まれる車載機器、産業機器、高精細・高画質ディスプレイ、カメラシステムなどの成長分野で、3年以内に顧客の開発を支援するリーディングカンパニーとなることを目指す。
新会社が立地する前海特別経済区は、金融、物流、IT、科学技術を中心とする新たなハイテク・サービス産業拠点として国家的規模で整備が進められている特区で、外資系エレクトロニクス企業としては初の許可ケースとなった。