調査・データQuanmatic(クオンマティク、東京都新宿区)とカインズ(埼玉県本庄市)は12日、量子計算技術を用いたダイナミック配送システム(POC)の実証試験を完了し、2025年3月の本格導入を目指すと発表した。このプロジェクトは、カインズの「CAINZお届け便」の効率化を目的としており、量子計算技術によって受注状況にリアルタイムで対応する配送計画立案技術を開発。過去の配送データへの適用によって、配送効率が1.5倍向上する見込みが得られた。
新たな配送システムは、配送エリアの拡大や車両の集約・削減、配送件数の増加にも貢献するとされ、この配送計画技術は特許出願中。Quanmaticとカインズは、物流の効率化と顧客利便性の向上を目指し、最新の技術を積極的に導入していく方針を示している。
Quanmaticは、量子および古典計算技術のアルゴリズムを最適化エンジンに適用するスタートアップ企業として2022年に設立され、ビジネス課題に対応する汎用的なソリューションを展開している。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com