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カインズ、量子計算技術活用配送の実証完了

2024年11月12日 (火)

調査・データQuanmatic(クオンマティク、東京都新宿区)とカインズ(埼玉県本庄市)は12日、量子計算技術を用いたダイナミック配送システム(POC)の実証試験を完了し、2025年3月の本格導入を目指すと発表した。このプロジェクトは、カインズの「CAINZお届け便」の効率化を目的としており、量子計算技術によって受注状況にリアルタイムで対応する配送計画立案技術を開発。過去の配送データへの適用によって、配送効率が1.5倍向上する見込みが得られた。

(出所:Quanmatic)

新たな配送システムは、配送エリアの拡大や車両の集約・削減、配送件数の増加にも貢献するとされ、この配送計画技術は特許出願中。Quanmaticとカインズは、物流の効率化と顧客利便性の向上を目指し、最新の技術を積極的に導入していく方針を示している。

Quanmaticは、量子および古典計算技術のアルゴリズムを最適化エンジンに適用するスタートアップ企業として2022年に設立され、ビジネス課題に対応する汎用的なソリューションを展開している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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