財務・人事兵機海運(神戸市中央区)が11日発表した2025年3月期 第2四半期(中間期)決算は累計で売上高が68億5000万円、営業利益が4億900万円、純利益が3億800万円だった。
海運事業において、内航事業では、船団数を維持し船腹輸送量を確保するため、新規傭船先との提携を実施。また、既存の傭船先の料金を改定。航海期間の短いトリップ船を効率的に配船するとともに、貨物の形態、輸送ルートに応じて艀や台船を積極活用した。結果、売上高が33億4600万円、営業利益2億1800万円となった。外航事業では、中国経由、中央アジア向け大型鉱山用建機を準定期航路船として配船。韓国、台湾、その他の近海航路も需要に合わせ適宜輸送した。前期に、主にロシア向けに運航していた所有船舶を売却した事により、船舶維持管理コストが無くなり収支が改善。結果、売上高8億4100万円、営業利益1億5200万円となった。
港運・倉庫事業において、港運事業では、中国発着貨物の輸出入通関取扱い件数が鈍化。輸入通関取扱い件数は前年同期比で若干増加したものの、輸出通関取扱い件数は為替の影響、海上コンテナ不足および中国経済成長の鈍化もあり、前年並みとなった。結果、売上高18億4700万円、営業利益4000万円となった。倉庫事業では、神戸および姫路地区の危険物倉庫が堅調に推移。自社倉庫の満床時における提携先の開拓や、屋外保管となるISOタンクコンテナの集荷営業を強化した。一方、設備機材の償却負担増や、労務費の上昇が利益を圧迫した。結果、売上高8億1500万円、営業損失100万円となった。
そのほか、内航海運において同社所属の新造船が11月に就航を予定している。
通期業績予想は直近と変わらず、売上高が前期比4.3%減の140億円、営業利益が同7.7%増の5億6000万円、純利益が18%増の4億2000万円とした。
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