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三菱自、不具合への取り組みで国に改善報告

2013年6月18日 (火)

話題国土交通省は18日、三菱自動車工業に対して行った立入検査(特別監査)の結果を踏まえ、同社から改善施策報告があったと発表した。

三菱自動車は昨年12月19日、軽自動車のオイル漏れの不具合に対する「対応上の問題点」に関する社内調査報告書を国交省に提出したが、同省では「市場措置を検討する姿勢、国交省への報告・説明などには不適切な点があった」として、口頭で厳重注意を行うとともに、改善施策の実施状況を3月末までに行うよう指導。

この間、国交省は同社のリコール業務を確認するため、昨年12月25-27日に立入検査(特別監査)を実施した。

ことし3月29日に、同社は昨年12月19日に提出した改善施策の実施状況を報告したが、4月23日に国交省が「立入検査の結果、新たな問題点が明らかになった」として検査結果を伝え、これを踏まえた改善施策を早急に策定・実施するよう指導し、改善施策の報告を求めていた。

同社は、「不具合情報の収集が不十分だった」と認めた上で、市場からの品質情報を素早く把握できるよう、品質情報を統括する部門を新設したり、不具合の原因を究明する取り組みを強化するため、監査体制の強化や検証を行う会議を定期開催する——などの改善策を講じたと報告。

同社からの報告を受け、国交省は「改善施策、その着実な実施を含め、迅速かつ的確なリコールが行われるよう、引き続き、指導・監督していく」としている。