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ゼンリン、ドローン飛行経路設計支援機能をリリース

2024年11月26日 (火)

サービス・商品ゼンリン(北九州市戸畑区)は26日、ドローンが安全に飛行するための飛行経路設計をサポートする「ドローンルート検索機能」「ドローンルート評価機能」を開発し、APIでの提供を同日から開始したと発表した。2021年に発行されたドローン用地理空間情報に関する国際規格に準拠した世界初のAPIサービスとなる。

ドローンの飛行経路の策定は、多くの場合、設計者の経験や勘が頼りで、経路上の障害物などを一つ一つ確認する必要もあるなど工程が複雑で、品質にもばらつきがある。

このため、同社は作業者のスキルや経験値に左右されずに安全な飛行経路を設計を可能にすることを目指し、新たな機能の開発に取り組んだ。新たな機能は、ゼンリンの各種地図情報を活用できる地図API「ZENRIN Maps API」を通じて提供される。

ドローンルート検索機能では、ゼンリンの地図データベース上に飛行経路の出発地点と到着地点、飛行高度や速度、現場の風速、飛行禁止エリアなどの条件を設定するだけで、10キロの経路を30秒で自動作成する。経路周辺の道路や建物、水路などの情報に加え、ドローンが落下した際の分散範囲も計算したうえで作成されるため、安全性にも十分配慮した飛行が可能になる。

また、ドローンルート評価機能は、自分で作成した飛行ルートでも、座標を入力すれば飛行の安全性を検証できる。

同社は、新たな機能によって誰でも一定のレベルの飛行経路を作成できるようになり、経路設計業務の属人化を解消できるとし、「物流・点検・測量などさまざまな分野でのドローンの産業利用推進を支援し、社会課題の解決の一翼を担うとともに、便利で安全な空のインフラ構築に寄与する」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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