フード伊藤園(東京都渋谷区)と全国農業協同組合連合会(JA全農)のグループ会社、全農物流(東京都千代田区)は26日、互いの車両を活用して飲料や米穀を運ぶ「ラウンド輸送」を今月から本格稼働したと発表した。
伊藤園が群馬県にある出荷倉庫から新潟センターへ飲料を輸送し、荷物を下ろした後のトラックをそのまま使って、新潟県にある全農グループの「JA全農にいがた倉庫」から関東の米穀卸や営業倉庫へと米穀を輸送する。両社がそれぞれ週3回行っている輸送のうち1回をラウンド輸送とした。
これまでは、荷物を運んだ後のトラックは空のまま戻っていたが、帰りも荷物を輸送することで、輸送の効率化を図れる。両社はトラックの使用台数を33%削減し、CO2排出量も16%削減できる見込みだとしている。
今後、さらに連携を強化する方針で、より幅広い物流での連携を検討している。
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