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近畿運輸局、11月をトラック重点監査月間に設定

2013年6月21日 (金)

ロジスティクス近畿運輸局は21日、自動車運送事業者に対する2012年度の監査結果と13年度の監査計画を発表した。

12年度は特別監査、巡回監査、呼出監査、呼出指導合わせて2020件を実施。このうち、トラック運送事業者は1257件だった。

トラック運送事業者に対する処分件数は、許可取消しが2件、事業停止5件、車両の使用停止200件となった。監査を実施した端緒は、「重大事故など」が51件で、このうち4件が特別監査。処分による改善報告未提出を端緒としたものは4件あった。

このほか、適正化実施機関(トラック協会)からの通報は92件、公安委員会からの通報106件、労働局からの通報117件となった。

また、処分に至った違反内容としては、点呼記録の違反が74.3%でもっとも多く、勤務時間の設定・順守違反が43.9%、健康状態の把握違反が40.5%、点呼実施違反が39.1%と続いた。運行管理者資格者証の返納命令はトラック事業で9件あり、点呼未実施が8件で大半を占めた。

今年度は、11月をトラック事業者の重点監査月間に設定。府県ごとに労働局と連携して情報共有を図り、合同監査を積極的に実施する。

また、トラック事業者に対する監査計画として、特別監査と巡回監査を合わせて363件実施するほか、呼出監査315件、呼出指導137件を計画している。