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近畿の17年度行政処分、トラックは101件

2018年7月23日 (月)

行政・団体近畿運輸局は23日、2017年度の自動車運送事業者に対する監査・処分結果を公表した。1年間に行った監査はバス・タクシー・トラックの3事業合わせて1028回で、このうちトラック運送事業は379回と36.9%を占めた。

また、引き起こした事故や疑いのある法令違反が重大で、厳格な対応が必要と判断した事業者に対して行う「特別監査」は3事業で計3回行ったが、そのすべてがトラック運送事業に対するものだった。

トラック運送事業者に対する379回の監査のうち、端緒として最も多かったのはフォローアップのためのもので、全体の34.8(132件)を占めた。このほかの端緒としては、法令違反の疑いが81回、関係機関からの通報が75件、トラックが第1当事者となった死亡事故が48件、酒気帯び・無免許・救護義務違反などの悪質違反が23件、「その他」が20件となった。

警告を除く処分件数は101件で、最も重い許可取消しはなかったが、事業停止処分は3件で事業停止の延べ日数は1320日、車両の使用停止処分は98件、使用停止延べ日数は4848日となった。違反内容は過労の防止に関するものが488件を占め、中でも点呼関係の違反が176件で最も多かった。