サービス・商品測量サービス大手のパスコ(東京都目黒区)は2日、同社の輸配送管理システム(TMS)「LogiSTAR Geospatial LINKS(ロジスター・ジオスペーシャルリンクス)」の新サービスとして「LogiSTAR Geospatial LINKS -Local」をリリースしたと発表した。特に地場配送に特化したクラウド型の配車計画支援システムで、新任担当者でも迅速かつ効率的に配車計画を策定できる。
従来の配車計画システムでは、市区町村や住所情報を基に配送伝票を集約していたが、河川や高速道路などでエリアが分かれる場合、対応が難しいという課題があった。これに対し「Local」では、河川や高速道路、駅などを考慮して配送区域を作成できるようにした。
また、配車計画の際、複数の情報を確認するために画面を切り替えなくても済むよう配車に必要な情報を1画面に集約して表示。商品名や型番など伝票を検索・確認しながら、配車業務ができるようにした。
このほか、スマートフォンや通信機能付きのデジタルタコグラフと管理端末との間で情報をやり取りして、リアルタイムな運行状況の確認やナビゲーションもできる。
さらに、既にリリース済みの中長距離輸送の配車計画を支援する「LogiSTAR Geospatial LINKS -Line」など他のサービスと連携することで、物流全体に対応できるようになる。
LogiSTAR Geospatial LINKSは、同社の強みの空間情報を生かしたTMSで、2022年6月からサービスを開始した。今回の新サービスリリースを記念して、Localの特徴や活用法などを紹介するウエブセミナーを今月11日から18日まで配信する。視聴は無料だが、事前登録が必要。
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