ピジョン、インドに生産工場を建設

拠点・施設ピジョンは8日、インド子会社が新たに生産工場を建設すると発表した。同社グループのインド事業は、14年1月期には売上高を5億円まで拡大させる計画で、今回の設備投資により、哺乳びん、乳首などをインドで内製化することで、事業拡大への対応と収益向上を図る。

同社は2009年11月ムンバイに販売子会社を設立し、情報収集、販路拡大、ブランド構築のための活動を行ってきたが、将来的な事業拡大に向けた体制強化を図るため、新たにデリー近郊に生産工場を建設することにしたもの。

新工場の建設には総額10億4000万円を投入し、ことし10月に着工、2015年1月から段階的に操業を開始する。操業直後はシリコン製乳首の生産から着手し、16年からプラスチック製哺乳びんを生産する。生産能力は、シリコン製乳首が年産2000万個以上、プラスチック製哺乳瓶は年産200万個以上とする。

工場は、同国ウッタルプラディシュ州グレーターノイダ工業団地に建設し、1万2000平方メートルの敷地に建屋面積3000平方メートル、延床面積5200平方メートルの建屋を建設する。