サービス・商品日本郵船と郵船ロジスティクスは19日、オランダを拠点に物流の脱炭素化に取り組むスタートアップ企業の123Carbonが運営する温室効果ガス(GHG)排出削減量の管理に対応したデジタルプラットフォームを導入したと発表した。両社は今後、代替燃料の使用で生み出されたGHG排出削減量を、同プラットフォーム上で顧客に割り当て、GHG排出量削減証明書も発行するサービスを開始する。
同プラットフォームでは、GHG排出量の削減方法や使用された代替燃料に関する情報を顧客が確認できる。また、GHG排出削減量の管理・割り当てではブロックチェーン技術を用いて、データの改ざんを防止。GHG排出削減量の算出から顧客への割り当てまでのプロセスは、第三者認証機関による検証を受けており、信頼性と透明性を確保している。
今後、日本郵船は不定期専用船事業で、バイオ燃料の使用によって生み出されたGHG排出削減量を、証明書と共に郵船ロジスティクスへ割り当てる。郵船ロジスティクスでは、日本郵船をはじめとする海運会社や連携する航空会社が生み出したGHG排出削減量を証明書と共に調達し、GHG排出量削減に取り組む顧客に割り当てるサービスを近く正式に開始する。
また、一部の国と地域で、自社トラックの運行に廃食油などを原料に製造された代替燃料を利用し、運送事業者としてもGHG排出削減量を生み出すことにしている。
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