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郵船ロジG、陸上輸送でも顧客に環境価値割り当て

2025年5月19日 (月)

環境・CSR郵船ロジスティクスグループの郵船ロジスティクスグローバルマネジメント(東京都品川区)は19日、温室効果ガス(GHG)排出量削減証明書を発行し、顧客に削減量を割り当てるサービス「Alternative Fuel」を開始したと発表した。環境対策への取り組みを支援するとともに、環境負荷が少ない代替燃料の利用促進を図る。

同グループは昨年12月、従来の化石燃料の代わりに代替燃料を使用することで生み出した削減量を管理し、顧客に割り当てるデジタルプラットフォームを導入。これまでSAF(持続可能な代替航空燃料)を使った航空貨物輸送の利用客に削減量を割り当てる「Yusen Book-and-Claim」のサービスを先行実施してきた。

今回、新たに海上貨物輸送や陸上輸送でも、削減の割り当てを行うことになり、サービス名もAlternative Fuelに改めた。

陸上輸送では一部の地域で、自社トラックの運行にHVO(水素化植物油)などの代替燃料を使用し、郵船ロジスティクスが運送事業者として証明書を発行する。生み出された削減量は、代替燃料が使用された地域に関わらず、同社グループが展開する46の国と地域で、同一の輸送モードであれば割り当てができる。

同サービスでは、これまでの輸送実績を基に、顧客のGHG排出量を測定・分析し、具体的な排出量を算出した後、最適な輸送方法を提案する。航空輸送や海上輸送の場合は、航空会社や船会社から削減量を調達し、陸上輸送では郵船ロジスティクスが運送事業者として排出量を削減。こうして得られた排出量を証明書として発行する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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