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三菱ふそう、大型トラック1万3090台をリコール

2013年7月19日 (金)

行政・団体国土交通省は18日、三菱ふそうトラック・バスから同社の大型トラック「三菱ふそうスーパーグレート」の制動力が低下したり、駐車ブレーキが解除不能になるおそれがある不具合が見つかったとして、リコールの届出があったと発表した。リコール対象台数は、2009年11月4日からことし6月6日までに製造された1万3090台。

大型トラックのエアブレーキで、DPF装置上部のエアチューブの耐熱性が不足しているため、DPF装置の熱の影響でエアチューブの一部が溶けてエアが漏れるものがあり、制動力の低下または駐車ブレーキが解除不能になるおそれがある。

また、標準車と排気管の取付構造が異なる冷蔵冷凍車で、排気管ステーのゴム部品の耐熱性が不足しているため、DPF装置の熱の影響でゴムが劣化すると、取付部のガタが大きくなり異音が発生するおそれがあるという。

この不具合に対し、同社は全車両、DPF装置上部のエアチューブに耐熱シートを追加する。また、排気管の取付構造が異なる冷蔵冷凍車は、併せて排気管ステーのゴム部品を対策品に交換する。

これらの不具合に起因する事故は確認されていないが、7件の報告があった。