
▲北陸信越運輸局長・佐橋真人氏(出所:北陸信越運輸局)
行政・団体北陸信越運輸局は、物流革新や地域公共交通の再構築を柱とする新年度の施策を発表した。同局長の佐橋真人氏は、2024年の災害対応を踏まえ、引き続き被災地の復興に取り組むとともに、人口減少や人手不足などの課題解決に向けた対応を強化すると述べた。
物流分野では、物流の効率化を目的にトラック輸送のモーダルシフトを促進し、DX(デジタルトランスフォーメーション)を活用したサプライチェーンの最適化を推進する。また、燃料高騰や長時間労働といったトラック運送事業の課題に対し、業界団体や行政機関と連携しつつ、トラック・物流Gメンの活動を継続する方針を示した。さらに、次世代自動車の普及やエコ通勤の推進など、脱炭素社会の実現に向けた取り組みも進める。
地域公共交通については、地方鉄道やバス事業の維持・活性化を優先課題とし、人口減少やモータリゼーションの進展に伴う交通空白の解消を目指す。24年に新設立された「交通空白解消本部」の活動を引き続き支援し、タクシー事業やライドシェアサービスの普及を通じて地域住民の移動手段確保を推進する。また、離島航路における支援策を拡充し、観光客誘致や住民の生活インフラ維持にも注力する方針だ。
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