ロジスティクス近鉄エクスプレス(東京都港区)は6日、本社で開催した年賀式において、代表取締役社長鳥居伸年氏によることしの年頭挨拶を発表した。
2024年の航空貨物需要は、回復の兆しは窺えたものの、品目によってはコロナ禍における製品在庫が想定以上に積み上がっており、その出荷調整が継続し、活発な荷動きは見られなかった。一方で、中国発欧米向けのEコマースの勢いは止まらず、日本も含むアジア発欧米向けのスペース不足、運賃の高止まりの状況が一年を通して続いた結果、収支の面では厳しい状況が続いた。これによりことしは、政治的・経済的な制約や中国政府の方針転換が無い限り、当面はEC(電子商取引)の旺盛な航空輸送需要は継続し、恒常的にスペース不足、運賃の高止まりが続くとの予想を示した。
またEC市場の拡大により、季節イベントなどの需給バランスに応じて市場価格が波動をしていたこれまでのマーケットとは異なり、市場価格動向の不確実性が高まり、以前のような水準の利益確保が厳しくなることが想定されるが、同社はこれまで通り、経営計画に沿って、航空、海上の取扱物量を増やし、営業収入・営業利益を伸長させていく方針を取るとした。
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