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DHLエクス、タイで炭素利用率36.2%改善

2013年7月29日 (月)

ロジスティクスDHLエクスプレスは29日、アジア太平洋地区の炭素利用率を4年連続で改善し、前年比で7.4%の向上に成功した、と発表した。タイ、オーストラリア、日本、シンガポール、バングラデシュなどの寄与割合が高かった。

ドイツポストDHL全体では、2008年の環境保護プログラムの開始以来、炭素利用率を16%改善しており、20年までに炭素利用率を30%改善させる目標の達成まで、半ばを超えた地点に到達したこととなる。

同社では、ルートの最適化や資産活用の取り組みを継続しつつ、アジア太平洋地区に所属する500台以上の車両でGPSやテレマティックスなど、ドライバー炭素利用率の監視・測定・分析・改善を行うシステムを搭載した新型車両に置き換えた。

EU加盟国内で販売される新軽量車に欧州委員会が義務づける排ガス基準「ユーロ4」「ユーロ5」に大部分の車両が適合している。

特にタイでは、炭素利用率が36.2%改善する結果を残し、豪州でも22.7%を改善。タイではディーゼル車に100%CNG(圧縮天然ガス)で動くガソリンエンジンを搭載した。豪州でも老朽化した車両をユーロ5基準を満たす新型の低燃費車導入で更新した。

このほか、日本で18.6%、シンガポールで17.9%、バングラデシュで12.4%の改善率となった。ハブでは、DHLセントラルアジアハブが炭素利用率を11.4%改善してトップとなった。