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ハイブリッドドローン、30年に世界で17億機普及か

2025年1月14日 (火)

調査・データH&Iグローバルリサーチ(東京都中央区)は14日、インドの調査会社マーケッツアンドマーケッツが調査・発行した「世界のハイブリッドUAV市場(-2030年)」市場調査レポートの販売を開始したと発表した。

同レポートによると、ハイブリッドUAV(ドローン)の普及は24年に7億6070万機、CAGR(年平均成長率)14.4%で成長し、2030年には17億500万機になると予測されている。ハイブリッドUAVは、VTOLと固定翼の機能を併せ持つハイブリッドUAVは航続距離の延長、飛行時間の延長、ペイロード容量の強化を実現している。様々な産業における空中ソリューションに対する需要の高まりが監視、配送、農業モニタリングなどの用途でハイブリッドUAV市場を牽引。また、防衛やロジスティクスなどの分野では、複雑な地形などでの長時間の運用を必要とする場合のためハイブリッドUAVに投資しているという。

特にリフト+クルーズUAVは、回転翼機と固定翼機の利点を併せ持つユニークな特徴のため、非常に高い需要がある。垂直離着陸や巡航飛行への移行が可能になり、都市部での航空機動、ロジスティクス、緊急対応など、数多くの用途に適している。特に都市部では交通渋滞を緩和し、移動手段を増やすために効率的な輸送ソリューションを求める動きが市場の成長を後押ししている。

産業セグメント別でみると、商用ハイブリッドUAVの需要が劇的に増加。航空調査、検査、貨物輸送、監視などの用途にUAV技術を使用する企業が増えているため、商用はハイブリッドUAV市場で最も急成長しているカテゴリーだという。また、ハイブリッドUAVは大規模なインフラが無くても運用できるため、ロジスティクスや緊急対応シナリオの分野で活躍が見込まれる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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