調査・データ岩手県と岩泉町、エアロネクスト(東京都渋谷区)、NEXT DELIVERY(山梨県小菅村、ネクストデリバリー)、セイノーホールディングス(岐阜県大垣市、セイノーHD)、岩泉ホールディングス(岩手県岩泉町)、岩泉自動車運輸(同)は14日、岩泉町において令和6年度岩手県岩泉町における地域課題の解決に貢献する新スマート物流の体制構築に向けた実証実験を9日に実施したと発表した。
同実験はNEXT DELIVERYと岩泉町に本社を構える岩泉ホールディングス、岩泉自動車運輸が連
携して、セイノーHDとエアロネクストが開発推進するドローン配送と陸上輸送を融合した新スマート物流「SkyHub(スカイハブ)」の社会実装の検討に向けて行われたもの。
岩泉町は総人口8013人(令和6年1月末時点)、面積は99万2300平方メートルと本州一の広さの町であり、狭隘な山間地に基幹地区と小規模集落が点在。食料品アクセス困難人口の割合(2015年時点)が県内で唯一40%超と全国的に見ても非常に高い水準で、過去の台風時には半月ほど市街地と行き来ができない事態が発生するなど、日常サービスの利用に不便が生じていることが課題となっていた。
このような背景を受け、共同配送や買い物弱者対策による日常生活の利便性の確保、岩手県産業の生産性向上に資する陸送×空送のハイブリッド輸送を検討し、持続可能な活力ある地域の実現を目指し、地域住民の理解度向上に資する実証実験を実施した。
実験では、旧安家小学校まで届けられた岩泉ホールディングスの「岩泉ヨーグルト」と岩泉自動車運輸の宅配荷物(実証実験用)を混載してNEXTDELIVERYの運航するエアロネクストが開発した物流専用ドローン「AirTruck(エアートラック)」に搭載。松ケ沢公民館まで片道4.2キロを10分でドローン配送を行った。
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