調査・データクラウド倉庫管理システム(WMS)「ロジザードZERO」の開発・販売を手掛けるロジザード(東京都中央区)は16日、同システムを採用した物流業、アルコロジスティックス(奈良県安堵町)の導入事例を公式サイトに掲載したと発表した。

(出所:ロシザード)
アルコロジスティックスは、アパレル商材の輸入・小売りなどを手掛けるアルコインターナショナルの関連会社で、物流業務を担っている。コロナ禍の巣ごもり需要で電子商取引(EC)の需要が急増したことから、アルコインターナショナルと物流業務を受託していた会社の合弁で、同社を設立した。現在はアルコインターナショナル以外の企業とも取り引きがある。
以前は、アルコインターナショナルの基幹システムで在庫を管理していたため、システム上の在庫と実際の在庫数が合わないというトラブルが頻繁に起きていた。出荷量が増えるにつれ、こうしたトラブルが業務の大きな支障となっていったという。
また、保管場所は作業スタッフの頭の中にしかなく、ベテランと新人で作業量に大きな隔たりが生じるのも課題だった。
ロジザードZEROの導入によって、在庫をリアルタイムで把握できるようになったほか、商品のバーコードをハンディスキャナーで読み取るだけで管理できるようになったため、作業の効率が向上。また、商品の保管場所を最適化するロケーション機能もあり、作業の効率や動線に配慮して保管場所をレイアウトできるようになって、作業スタッフの負担も軽減された。
最初はWMSと運用ルールと、それまでの作業手順が噛み合わず、現場が混乱した時期もあったが、ロジザードの担当者がトレーニングを行い、新しい運用方法の定着を図ったという。
アルコロジスティックスの担当者は「導入から運用開始まで伴走してもらい、運用開始後も担当者とのホットラインがある。専任SEがいる環境はとてもありがたく、安心できる」などと話している。
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