財務・人事日鉄興和不動産(東京都港区)は16日、昨年9月に完成した物流施設「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」(東京都板橋区)の建設費用として借り入れた短期借入金を返済するため、グリーンボンド(環境債)を発行すると発表した。グリーンボンドは環境問題の解決のために発行する債券で、同社がグリーンボンドを発行するのは初めて。
同社によると、発効日は今月23日で、発行総額は150億円。発行年限は5年で、償還期限は2030年1月23日、利率は1.57%となっている。主幹事はみずほ証券が務める。
MFLP・LOGIFRONT 東京板橋は地上6階建て、S造の倉庫で、延床面積25万6157平方メートル。屋上全面に約1万9000平方メートル、1メガワットの太陽光パネルを設置し施設内の電力をまかなう。また、余剰電力をニーズに応じて、板橋区内にある区立小中学校73校にも供給し、環境対策に貢献する。
さらに、屋内照明のLED化などによる省エネルギーにも取り組み、年間の1次エネルギー消費を実質的にゼロにする最高ランクの「ZEB認証」や、DBJ Green Building 認証最高位となる「5スター」を取得した。
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