調査・データカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)グループのCCCMKホールディングス(東京都渋谷区)は21日、同グループが運営するVポイント会員を対象とした電子商取引(EC)利用に関する調査結果を公表した。ECの利用が多いのは旅行や金融商品で、食品は実店舗を利用する人が多いことがわかった。
調査は全国の16歳から69歳までのV会員を対象に先月3日から5日までインターネットを通じて実施。1804人から回答があった。
ECの利用頻度については、「1か月に1回」が24.2%と最も多く、次いで「2~3週間に1回」の21.5%、「2~3か月」に1回の19.5%が続いた。性別年代別で見ると、男性40代以下と女性40代で「1週間に1回以上」の利用が2割を超えた。「利用したことはない」は全体で3.8%、いずれの年代も1割以下だった。
商品・サービス別にインターネットショッピングと実店舗の利用はどちらが多いか尋ねたところ、インターネットショッピングが多かったのは「旅行・交通チケット」と「金融商品」だった。いずれも「すべてインターネットショッピング」「実店舗の利用頻度よりも多い」を合計すると6割を超えた。
逆に実店舗の利用のほうが多かったのは「生鮮食品」「加工食品」で、「すべて実店舗」「インターネットショッピングの利用頻度よりも多い」を合計すると、いずれも8割を超えた。
また、インターネットショッピングでの購入の決め手を商品・サービス別に尋ねたところ、「価格」はどの商品・サービスでも2割以上となった。特に「旅行・交通チケット」では51.4%と高かった。
購入の決め手は商品やサービスによって特徴が見られ、「化粧品」では「口コミ・利用者の商品評価」が最も高く、「ファッション・ファッション雑貨」では「商品画像」が他の商品・サービスと比べ高かった。
「口コミ・利用者の商品評価」については、「化粧品」「家電・オーディオ・パソコン・電子機器類」などで「商品説明」を上回っており、実際に利用した人の意見を重視する傾向が高いことがわかった。
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