環境・CSRエディオンは13日、太陽光パネルの「販売・施工」から「回収」「再資源化」までを自社グループ内で完結する一貫体制を構築し、広島県福山市に「PVリサイクル工場」を新設して稼働を開始したと発表した。
新工場は、グループ会社のイー・アール・ジャパン(広島県福山市)が運営する「PVリサイクル工場(マテリアル2号棟)」で、びんごエコ団地内に整備した。太陽光パネルの大量廃棄が見込まれる2030年代半ば以降への対応を目的としており、太陽光発電システムの販売から廃棄後の再資源化までを一貫して担う循環型モデルを展開する。

▲広島県福山市に新設した新工場「PVリサイクル工場」(出所:エディオン)
2012年の固定価格買取制度(FIT)導入以降、全国で普及した太陽光パネルは、2030年代半ば以降に年間50万トンの廃棄が発生すると予測されている。一方で、高度なリサイクル施設が不足しており、多くが埋立処分に依存していることから、環境負荷の増大が課題となっている。
新工場では、従来の刃物方式に代えて、物理的衝撃でパネルを粉砕・剥離する「PVリサイクルハンマー」を導入した。災害などで破損・変形したパネルにも対応可能で、形状を問わず処理できる点が特徴だ。また、光学センサーを用いた「デジタル色彩選別機」により、不純物を除去した高純度ガラスを回収する。パネル総重量の6割を占めるガラス部材は「ガラスカレット」として再資源化し、建材用グラスウールや土木用資材などへ再利用する。
物流面では、エディオンの店舗や物流拠点を回収窓口として活用し、交換・撤去工事で発生した廃パネルを適正フローでイー・アール・ジャパンへ搬送する体制を整備した。販売網と物流ネットワークを活用した回収スキームにより、廃棄相談先が分かりにくいという利用者側の課題解消も図る。
同社によると、家電量販店がグループ内に太陽光パネル専用リサイクル工場を保有し、販売から再資源化までを一貫して行う体制は先駆的な取り組みとしている。
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