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タクマ、南但クリーンセンター竣工、高効率で原燃料回収

2013年8月5日 (月)

ロジスティクスタクマ(兵庫県尼崎市)は2日、南但広域行政事務組合向けに建設を進めていたごみ処理施設「南但クリーンセンター」を竣工したと発表した。

この施設は、可燃ごみをメタン発酵と焼却で処理する高効率原燃料回収施設と、ごみの資源化、啓発・研修を行うリサイクルセンターで構成。高効率原燃料回収施設として国内初の自治体納入施設となる。

高効率原燃料回収施設は、メタン発酵でバイオガスを回収するバイオマス施設、バイオマス施設からの発酵残渣と発酵に適さない可燃ごみの焼却を行う焼却施設(熱回収施設)を複合した施設で、新施設では回収したバイオガスを燃料としてガスエンジン発電機による高効率発電を行うとともに、バイオマス・焼却の両施設で発生する余熱を回収し、処理プロセスや給湯・暖房など、場内の熱源として有効利用する。これによる熱回収率は15.3%。

また、発生した電気は「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を活用して電気事業者に売電する。