財務・人事櫻島埠頭(大阪市此花区)が24日に発表した2025年3月期第3四半期決算(連結)によると、通期業績予想を売上高が前回予想比2億円増の43億円、営業利益が同3000万円増の2億円、純利益が4000万円増の2億円へと上方修正した。
売上高は、ばら貨物において荷動きが不透明であった原燃料貨物の入着が堅調に推移し、年間取扱数量が当初の予定数量を上回る見込み。液体貨物は荷動きが堅調に推移したことに加え、タンク運営に係る特別作業料を収受する見込みとなったことなどから前回発表を上回る予想。 利益は第4四半期に設備メンテナンスによる修繕費や、業務改善に伴うコンサルティング費用が増加する見込みだが、通期は増収に伴い増益の見込みとなった。
今期のばら貨物は、荷役業務において主に石炭やイルメナイトの取扱数量の減少により減収となったものの、保管業務において大規模改修工事が完了した倉庫が期初より安定して稼働したことなどから増収となり、セグメント売上高は17億2800万円(7.8%増)、営業損失が3700万円となった。液体貨物は主に化学品類の荷動きが活発であったことや、タンクの稼働率が堅調に推移しセグメント売上高は10億6200万円(3.1%増)、営業利益は4億300万円(12.4%増)だった。物流倉庫は、各倉庫が期初より安定して稼働したことなどによりセグメント売上高は3億9900万円(0.5%増)、営業利益は1億6800万円(14.5%増)となった。
今期は累計で営業収益が前年同期比5.2%増の32億600万円、営業利益が同31.2%増の2億2800万円、純利益が37.1%増の2億4500万円だった。
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