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スポットワークの求人倍率は3.66倍で過去最高

2025年1月30日 (木)

調査・データ「多様な働き方」を調査研究するツナグ働き方研究所(東京都中央区)は30日、単発、短時間、短期間で働く「スポットワーカー」の雇用状況を定点観測する「スポットワークマーケットデータレポート」の昨年11月分の結果を公表した。求人倍率は3.66倍で過去最高となり、平均時給は1208円で前年同月比26円のアップとなった。しかし通常アルバイトの時給と比べると13円下回った。

同研究所によると、11月は求人数・求職者数ともに前年同月より減少したが、求人倍率は3.66倍で前月比0.64増、前年同月比0.26ポイント増となり、過去最高倍率を更新した。求人倍率が前年同月を上回るのは6か月連続となる。

職種別の求人倍率では、運送・ドライバーが16.14倍と前月より5.61ポイント伸び、倉庫内・軽作業は2.66倍と前月に比べ0.46ポイント上がった。

先行景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は9万4929件で、前年同月比10.7%の減少、前月比では1.0%の増だった。主要職種では運送・ドライバーが8394件で前年比11.4%増と最も高い伸びとなった。しかし、倉庫内・軽作業は2万7231件で前年同月に比べ13.0%減少した。

首都圏・関西圏・東海圏での平均賃金を見ると1208円で、前月比12円増、前年同月比で26円の増だった。リクルートの「アルバイト・パート募集時平均時給調査」によると、通常のアルバイト平均賃金は1221円で13円下回った。前月に比べて差は3円縮まった。

主要な3職種で最も時給が高かったのが倉庫内・軽作業で1236円だったが、アルバイトの時給より37円低かった。運送・ドライバーは1228円で、アルバイトより27円低かった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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