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ペンギンラボ、AI活用の気候適地探索サービス

2025年1月31日 (金)

サービス・商品Penguin Labs(ペンギンラボ、東京都中央区)は31日、世界150か国75万地点以上の気象ビッグデータをAI(人工知能)で解析し、地球上の気候条件が類似する地域を特定する新サービス「TWINZ」を正式リリースすると発表した。このサービスは農業生産地の多様化と、気候変動時代における食料供給網の強化を目的としている。

(クリックで拡大、出所:Penguin Labs)

TWINZは、日本気象協会の提供する100年分の気象データを基に、地理的な距離や緯度に依存せず、気候条件が類似する地域をAIで検出する仕組みを採用する。例えば、高知市とインドやネパールの地域、青森市とルーマニアの都市など、国内外で栽培可能な作物の最適地を提示する。さらに、気候変動シナリオに基づき「気候の双子」の移動を予測し、農業経営における新たな収益源を支援する。

同サービスは、気候類似性を基にした新たな輸送ルートの開拓が可能で、将来的には農産品の効率的な輸送計画の策定に貢献すると見込まれている。同社は、農業だけでなく食品メーカーや金融機関など多様な産業での展開を見据え、各地の産業発展に寄与する方針だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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