
▲調印式(出所:商船三井)
ロジスティクス商船三井(東京都港区)は5日、電子商取引(EC)による中古車輸出販売を手掛けるビィ・フォアード(東京都港区)と、アフリカ向け中古車輸送での自動車船ブックアンドクレーム(Book and Claim)サービスに関する覚書を締結したと発表した。ブックアンドクレームは、GHG(温室効果ガス)排出量取引の1つで、商船三井が今年1月からサービスを開始。同社にとって初めての受注契約となる。
同社によると、LNGを燃料とする自動車輸送船を利用することで削減できたGHG排出量をビィ・フォアードに証書として割り当て、ビィ・フォアードは自社のGHG消費削減分としてカウントできる。契約期間は今年4月から5年間となっている。
商船三井は、新造LNG燃料自動車船を14隻投入する予定で、自動車船ブックアンドクレームサービスを行うため、昨年12月に日本海事協会(ClassNK)から第三者認証を取得した。
ビィ・フォアードは、アフリカのタンザニア向けに年間5万台の中古車を輸出。これまでも輸送を商船三井に委託してきた。両社は「アフリカ向け海上輸送での脱炭素の取り組みは先進的で、これをきっかけに同様の取り組みが業界のスタンダードとなり、グローバルに広がっていくことを期待している」などとしている。
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