ロジスティクス自動運転トラックによる幹線輸送サービスを提供するT2(東京都千代田区)は6日、西濃運輸(岐阜県大垣市)、日本郵便(東京都千代田区)と共に幹線輸送の実現に向けた実証実験の説明会を日本郵政グループ本社ビルで開いた。各社が協力し、自動運転による輸送効率の向上、コスト削減、安全性の確保、環境負荷の低減を目指す。

▲左からT2の高橋広之氏、西濃運輸運行部運行課参事の渡辺俊幸氏、日本郵便郵便・物流ネットワーク部 部長仲谷重則氏
実証実験は自動運転で走る路線、共同輸送貨物の積載を検証する。24年10月から12月にかけて、3トンと5トンのダミーウェイトを沼津から浜松間の116キロメートルを幹線輸送した。
25の1月から3月にかけて、2トン、4トン、10トンのカゴ車や板パレットなど実際の貨物を沼津-浜松(116キロメートル)、沼津-豊田東(180キロメートル)、御殿場-久御山(370キロメートル)、厚木-久御山(400キロメートル)と徐々に距離を伸ばしながら道路の斜度や形状などのデータを収集し、検証する。
この日登壇したT2事業開発本部物流企画部部長の高橋広之氏は「自動運転は物体認識技術を改善することで、質が上がっていく。最初は伴走車や同乗者をつけるが、徐々に減らし、完全な自動運転へ移行していきたい」と語った。T2は27年にはレベル4自動運転トラックによるサービスの実現を目指している。
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