財務・人事日本トランスシティが12日発表した、2025年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比1.2%増の941億5400万円、営業利益が同23.7%増の63億6300万円、最終利益は23%増の50億6600万円と増収増益となった。
売上高は第2四半期までの海外における海上運賃の正常化などの影響を大きく受けたものの、三重朝日物流センターおよび消費財物流センターの安定稼働、半導体関連材料などの取扱い拡大で前年同期比で増収。経常利益は三重朝日物流センターの準備費用、資金調達関連費用の減少、料金の適正化、受取配当金の増加、効率的なオペレーションによる生産性向上・費用削減などにより増益となった。そのほか11月に医療・介護用食品専用センターを稼働、12月にはタイ現地法人における倉庫増設棟を竣工した。
倉庫業の売上高は8%増の392億1900万円だった。貨物取扱数量が2.9%増、期中平均保管残高が5.1%増となった一方、保管貨物回転率は58.1%と低下した。
港湾運送業の売上高は2.1%減の160億4500万円だった。四日市港における海上コンテナの取扱量が1.7%減少した一方、完成自動車の取扱量は増加。石炭・オイルコークスの取扱量は減少した。
陸上運送業の売上高は7.6%増の138億7500万円だった。主力のトラック輸送の取扱量は3.7%減、鉄道輸送の取扱量は6.4%減、バルクコンテナ輸送の取扱量は5.3%増だった。
国際複合輸送業の売上高は10.7%減の240億7300万円だった。海上輸送の取扱量は15.8%増、海外現地法人における取扱量も増加した一方、航空輸送の取扱量は8.2%減少した。
通期業績は直近と変わらず、売上高が前年比1.2%増の1240億円、営業利益が同9%増の68億円、最終利益は16.5%増の54億円と増収増益を予想する。
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