フィールドサービス産業で75%が、人手不足実感

調査・データラストワンマイル配送のルート最適化クラウドサービス「Loogia」を展開する名古屋大学発のベンチャー企業、オプティマインド（名古屋市中区）は6日、保守点検や機器設置工事、アフターケア・メンテナンスなどのフィールドサービスと呼ばれる仕事に従事する人を対象にした意識調査の結果を公表した。75%以上が「人手不足である」と回答し、業務を最適な日時やスタッフに割り当てることに苦労している人が多いことがわかった。

調査は今年2月、フィールドサービス産業に従事している人を対象にインターネットを通じて実施。412人から回答があった。

現在、業務で人手が足りているかどうかを尋ねたところ、「あまり足りていない」が47.8％と最も多く、次いで「すでに足りていない」の27.9％となり、「足りていない」との回答を合計すると、75.7%となった。

「今後足りなくなると予想される」は17.2%、「足りている」は6.3%だった。

また、業務の中で困っていることを複数回答で尋ねたところ、「人の頭で最適な日時やスタッフを割り当てることが限界」が最も多く46.6%、次いで「急な依頼やキャンセルが頻発する」が44.7%だった。

一方、利用者に対してもアンケートを実施しており、フィールドサービス利用経験者499人から回答があった。

依頼後に訪問日時が確定せずに待たされた結果「キャンセルした経験がある」と回答が31.3%を占め、「経験はないが、今後キャンセルする可能性がある」との回答も32.3%だった。

そうした経験でストレスを感じたことがあるかを尋ねたところ、64.9%が「ストレスを感じた」と回答した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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