財務・人事トレーディアが13日発表した、2025年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比10.6%増の126億4100万円、営業利益が同41.7%増の2億3500万円、最終利益は16.3%減の2億5200万円だった。純利益は前年計上した特別利益がなくなったため減益となった。
輸出部門は、売上高が11.2%増の21億600万円、セグメント利益が1500万円(前年同期はセグメント損失4200万円)だった。雑貨の取扱いが減少したものの、食料品と機械機器製品が堅調に推移し、取扱量は2.2%増加した。また自社倉庫での取扱量は微減となったものの、取扱件数が増加し収益性が改善した。
輸入部門は、売上高が3.8%増の39億2600万円、セグメント利益は100万円未満(前年同期はセグメント損失3000万円)だった。食料品、雑貨の取扱いが増加し、取扱量は6.6%増。一方、取扱件数は微減となり、自社倉庫での取扱量も減少したものの、保管料収入が増加したことで収益性が改善した。
国際部門は、売上高が15.4%増の64億8400万円、セグメント利益は10.8%減の1億7000万円だった。輸出は台湾・インド向けの設備関連や三国間案件などにより取扱量が20.6%増。運賃水準回復も追い風となり営業収入も50.2%増となった。一方、輸入においては取扱量は前年同期比で微増。一部で運賃水準回復の動きも見られ、営業収入は前年同期比7.2%増となったものの、国内の消費低迷の影響で収益性の改善に至らなかった。
通期業績は直近と変わらず、売上高が前年比3.3%増の155億円、営業利益が同40.1%増の2億8000万円、最終利益は14.3%減の2億8000万円と増収最終減益を予想する。
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