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ゼロ2Q、主力の車両輸送好調で増収増益

2025年2月13日 (木)

財務・人事ゼロが13日発表した、2025年6月期第2四半期決算は、売上高が前年同期比7.1%増の689億5600万円、営業利益が同113.9%増の49億5100万円、最終利益は140%増の35億500万円と増収増益だった。

国内自動車関連事業の売上高は16.1%増の338億1100万円、セグメント利益は127%増の47億1400万円だった。主幹事業である車両輸送事業において乗務員の分業体制推進や乗務員採用の強化、協力会社への支払い単価の見直しを進めたことによって輸送戦力を確保し輸送受託台数が増加した。また、子会社であるゼロ・プラスIKEDAの業績が好調なことやソウイングを連結子会社化したこと、新車・中古車の輸送料金を引き上げたことなどが寄与し増収増益となった。

一般貨物事業の売上高は1.7%減の32億2700万円、セグメント利益は8.7%増の7億2700万円だった。港湾荷役事業は一部顧客における貨物の荷役量が減少したことにより減収となり、運輸・倉庫事業は主要顧客の取扱荷量が減少したことおよび傭車先が減少したことにより減収となった。利益は港湾荷役作業の効率化による原価低減を進めたこと、運輸における不採算事業の見極め、倉庫内荷役の新規案件の立ち上げおよび新規顧客の獲得が奏功して倉庫の空坪が埋まったことから増益となった。

海外関連事業の売上高は3.9%減の203億9100万円、セグメント利益は2.3%増の3億7900万円だった。中古車輸出事業はマレーシアにおける中古車輸入許可証が発行される時期の都合によって船積みが遅れたことにより減収。一方、中国における車両輸送事業は民族系メーカーの新規契約を獲得したことで増収となった。利益は船枠確保を進めたことにより海上輸送手段を柔軟に選択できるようになった結果、全体で増益となった。

通期業績は直近と変わらず、売上高が前年比4.1%減の1350億円、営業利益が同30.2%増の81億円、最終利益は32.5%増の55億円と減収増益を予想する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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