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コマツ、水素エンジン搭載大型ダンプの実証実験

2025年2月19日 (水)

▲水素専焼エンジンを搭載した大型ダンプトラックのコンセプトマシン(出所:コマツ)

調査・データコマツは19日、大型ダンプトラックHD785(最大積載量92トン)に水素専焼エンジンを搭載したコンセプトマシンを開発し、同社茨城工場で実証実験を開始したと発表した。大型ダンプトラックへの水素エンジン搭載は世界初の試みで、同社は水素エンジンの活用に向けた知見を蓄積し、今後の水素建機の開発につなげるとしている。

同機は、ドイツのスタートアップ企業KEYOU GmbHと共同開発した水素エンジンと水素タンクシステムを搭載している。水素タンクは運転席横のプラットフォーム上に配置し、水素搭載量を最大化した。また運転席横の視界確保のため、キャブ内外にカメラやモニターを新設している。実証実験では、走行性能や連続稼働時間、燃費などのデータを収集し、高圧水素ガス使用時の安全対策を検証する。

水素エンジンは、ディーゼルエンジンのコンポーネントを多く活用できるため、バッテリーや水素燃料電池と比べて低コストでの導入が可能とされる。さらに、排出されるCO2を実質ゼロにできるため、鉱山業界ではカーボンニュートラル推進の一環として注目を集めている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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