iLaboとTPR、イスラエルの企業と資本業務提携

M&A水素エンジン開発のiLabo（アイラボ、東京都中央区）は16日、エンジン部品の製造販売を行うTPR（千代田区）、フリーピストンリニアエンジン（FPLE）の実用化技術を持つイスラエルのAQUARIUS ENGINES（アクエリアス・エンジンズ）と、水素エンジンの普及を目的とした資本・業務提携を締結したと発表した。

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今回の提携で、TPRとアイラボの水素エンジンベンチを活用した水素エンジン技術の共同開発、TPRの評価・解析技術とアイラボの水素エンジン開発技術を組み合わせた解析力の向上、技術者の相互受け入れによるノウハウ共有、エンジンベンチ増設などに向けたTPRによるアイラボへの出資に取り組む。

また、アクエリアス・エンジンズとは、アイラボとの相互出資、2社の日本市場での普及協力、アイラボが保有する技術のグローバル展開協力、双方が技術を使った水素エンジンや水素エンジン発電機の共同開発を行う。

アイラボは、既存トラックのディーゼルエンジンの部品を交換し、水素エンジンに置換する「水素化コンバージョン」の普及促進を手掛けている。TPRは、自動車を始め、輸送機械、産業機械、発電用機械で使用されるエンジンやトランスミッションを支える部品製造のパワートレイン事業を中核に事業を展開する。アクエリアス・エンジンズは、小型・軽量なリニアエンジン（LE）の量産化に成功しており、軽油、ガソリン、エタノール、LPG（プロパンガス）、水素、アンモニアなどで稼働するための実用化を進めている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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