調査・データ全日本トラック協会は19日、全国の消防機関が実施した移動タンク貯蔵所(タンクローリー)等の立入検査の結果について、会員事業者に周知徹底を求める通知を発表した。今回の検査は、昨年11月1日から30日までの期間を中心に、消防庁危険物保安室が警察機関の協力の下で実施したものである。
検査結果によると、移動タンク貯蔵所等の基準不適合車両の割合は14.29%と、前年の13.51%から0.78ポイント増加した。特に、無許可で貯蔵や改造が行われた車両は49台確認され、違反の6割にあたる30台が、注入ノズルの改造に関連していた。これらの車両は、手動開閉装置が開放状態で固定できるよう不正に変更されており、法令違反が指摘された。
また、定期点検義務違反の車両は844台と、前年の865台から若干減少したものの、依然として違反台数が多い。その他、設備の基準不適合や標識・消火器の未設置といった違反も多数確認されている。
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