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慶應義塾、走行中の自動運転センサーの脆弱性発見

2025年2月25日 (火)

調査・データ慶應義塾(東京都港区)は25日、慶應義塾大学理工学部電気情報工学科とカリフォルニア大学アーバイン校が共同で、自動運転車両のLiDARセンサーシステムにおける新たな脆弱性を発見したことを発表した。

LiDARセンサーはレーザー光を使ったセンサーの一種で、対象物までの距離や位置、形状などを正確に検知できることが特徴。同研究では高速走行車両のセンサーを追従可能なシステムを開発し、60キロ/時で走行中の車両に対して110メートル離れた地点からセンサーを無効化できることを確認した。

また、最新のLiDARセンサーに対しても、既存の防御機能を回避できる新たな手法を発見。さらに、オープンソース自動運転ソフトウェア(Autoware)を搭載した車両での実証実験により、センサーの無効化が衝突リスクやシステム停止につながる可能性があることを明らかにしたという。

この研究成果は、2月24日から27日に開催するセキュリティ分野のトップ国際会議「Network and Distributed System Security (NDSS) Symposium 2025」に採択された。また、今回明らかになった脆弱性については各LiDARメーカーに共有し、一定の対策期間を経て21日に論文がオンライン掲載された。

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LOGISTICS TODAY編集部
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