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ティアフォー、一般道で自動運転レベル4認可取得

2024年10月31日 (木)

▲レベル4認可の取得に至った長野県塩尻市の走行環境と自動運転バス車両「Minibus」(出所:ティアフォー)

認証・表彰自動運転のシステム開発のティアフォー(名古屋市中村区)は、長野県塩尻市の一般道で自動運転レベル4の認可を取得したと発表した。運転者を必要としない自動運転システムが、歩行者や一般車両が混在する環境下で、最大時速35キロメートルで走行する認可として全国初。今回の認可は道路運送車両法に基づき、塩尻駅と塩尻市役所間の経路が対象となっている。

政府は「デジタル田園都市国家構想戦略」に基づき、2025年に50か所、2027年には100か所以上での自動運転サービス導入を目指している。これにより塩尻市は、国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業(自動運転事業)」に採択され、自動運転移動サービスの導入に向けた社会実装を進めている。

今回の認可は、ティアフォー製の自動運行装置「AIパイロット」に対して与えられた。「AIパイロット」は、オープンソースの自動運転ソフトウェア「Autoware」を核とし、対応するセンサー、コンピュータシステム、車載情報通信システムで構成されている。多様な車両に搭載可能で、自動運転システムの開発を進めるパートナー向けのソリューションとして提供される。このたびのレベル4認可により得られたプロセスや設計情報は公開され、今後の自動運転の社会実装への貢献が期待される。

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LOGISTICS TODAY編集部
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