環境・CSRENEOS(エネオス)と東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS、川崎市幸区)は25日、CO2電解技術を用いた合成燃料製造の事業性評価の共同実施について、基本合意書を締結したと発表した。評価期間はことし10月から2024年3月末までで、排ガスや空気中の二酸化炭素(CO2)を有用な物質に変換するカーボンリサイクル技術を用いて、合成燃料を製造するプロセスを評価する。
東芝グループが有するCO2を高レベルの転換速度で電気分解して、化学的活性の高い一酸化炭素に転換するCO2電解技術と、エネオスが有するFT触媒技術や石油製品製造技術、製品の品質に関する知見を融合した合成燃料プロセスを検討し、特性や事業性について評価する。
合成燃料は、再生可能エネルギー由来の水素とCO2で作られる液体燃料で、原料製造から製品利用までの製品ライフサイクル全体でCO2排出量を抑えることが可能で、カーボンニュートラルの実現に有効とされている。
エネオスは50年までにカーボンニュートラルの実現、東芝グループは30年度までに温室効果ガス(GHG)排出量70%削減を目標に掲げている。
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